すっかりご無沙汰しております。
なかなかブログを更新する気力が湧いてこず…
暑いから?歳だから??と色々理由を考えておりましたが、結論
「子供たちが夏休みだから」
そう、もちろん可愛いキッズと長く一緒にいられることは幸せなことなのです。
でもでも、お母さん…普段以上のお世話で、くたくたなのーーー(T_T)
とはいえ、8月6日は広島人にとっては決して忘れてはならない大切な日。
というわけで、思いを綴らせていただきます。
「8月6日のAM 8:15」
尾道の勤務医時代は、ブログにも度々登場する粋なK先生の計らいで、カンファレンス中であろうと「おぃ、黙祷するぞ」と言っていただき特別な時間を過ごすことができましたが(やっぱりK先生は人間味のある素晴らしい先生ですよね✨)、その後は朝の怒涛な業務に追われて何もすることができず。
土谷病院時代ですら、平和公園にこんなに近くにいるのに…と一人カンファレンス中に悶々としておりました。
偶然8月6日が土曜日だった年に初めて平和公園に足を運んだ時、その厳粛な空気に自然に涙がでてきたことを思い出します。
そんなわけで、開業してからは毎年、自分なりの「8月6日のAM 8:15」を過ごしております。
1年目はPTA行事の一貫で平和式典のコーラスに参加させていただきました。
以降は毎年、こちらで。
今年の空は、美しい青空でした。
昔の映像は色褪せているイメージしかないのですが、それはあくまでも保存状態や技術の問題に過ぎず。76年前の空の色も、今日と同じくらい澄みわたるほどに美しい青色だったはず。
そんなことを考えながら、そして、毎年恒例の相変わらずの拡声器の大声に少々げんなりしながら、原爆ドームを眺めておりました。
その時、この旗を掲げた方々がゆっくりと目の前を通過。
そう!
今、この瞬間にここに集まっている、私をはじめおそらく大半の人々が思うことは、
ホント、ただこれなんです。
そして迎えた8時15分。
この時ばかりは拡声器の音も止み、人々も立ち止まり
平和の鐘の音と、そして蝉の鳴き声しか聞こえない
とても静かな1分間。
同じ思いの人々がこんな風に集まり、祈りを捧げる。
この空間と時間には、真の平和が宿っている。
今年もそれを強く感じることができました。
そして、その後の子ども代表の平和への誓いのスピーチの素晴らしいこと!
「本当の別れは、会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。私たちは犠牲になられた方々を決して忘れてはいけないのです。」
その日の夜の元安川。
ベビーカーや抱っこひもに小さな子どもを連れた若者の姿もたくさん見かけました。
思いはちゃんと継がれているなーと思えた、そんな夜でした。
いやー今回は熱くなりすぎましたね💦
本当は、クリニックの新人スタッフ紹介をする気満々でしたが、それは次回に持ち越しですー。