広島にとって、とても重要な日。
8月6日。
クリニックを開院して以来、
毎年8月6日の朝はこちらで少しの間、ゆっくり一人の時間を過ごすことができるようになりました。
今朝はこのご時勢のためか、例年より人も少なく。
75年前の悲劇、恐怖を思うと、涙が出てきます。
そして75年経った今、人間はまた別の恐怖に晒されていて。
8時15分 黙祷
今日は、この1分間は、時が止まったように「静」を感じることができました。
同じ思いを持った人々がしんとして、祈りを捧げる。
去年とは違い、拡声器の声もピタリと止み、本当に静かで、かつ厳粛な時間と空間。
そして今年の8月6日の広島の空もまた薄曇り。
「本当は広島に原爆が落ちる予定じゃなかったらしいよー。
その日、広島がすっごく晴れとったけー落とされたんと。」
と、登校前の娘の今朝の言葉。
もしも75年前の空が、今日のようだったら。
それでも、日本のどこかでやはり悲劇は起きたわけで。
色んな思いが錯誤する、そんな朝でした。