2019年8月6日の朝。
広島にとっては特別な意味をもつ朝。
空を見上げると、奇しくも今年の空は薄曇り。
74年前の今日がもしこの天気だったなら…また違った広島の今があったのかもしれません。
8時15分
今年は原爆ドーム前で静かに黙祷いたしました。
過去の悲惨な出来事を風化させてはならない使命感、そして、今の広島があることへの感謝。
たくさんの人々が足を止め静かに祈りを捧げる時間、その瞬間は「平和」を思うたくさんの心がひとつになった気がします。
しかし、そんな中を足を止めることもなく歩き去る人や、拡声器を手に自己主張をし続ける人々がいたこともまた現実。
もちろん個人の自由だし、表現の仕方は人それぞれなのだろうし、「黙祷すること」だけが全てだとは思いませんが、この1分間くらい同じ気持ちで過ごせないものかな…と、少し寂しい気持ちにもなりました。
そして、夜。
子供たちと再び平和公園を訪れました。
言葉でなく、空気で何かを感じて欲しくて。
親が何も教えなくても、「平和」に関して言葉で表現する我が子。
広島は、学校での平和教育がしっかりしているなーと感心した、そんな 夜でした。