本日は久々に真面目な話題を。
当院で大切にしている検査に、「穿刺吸引細胞診検査」というものがございます。
エコー検査の際に甲状腺の中のできものや腫れたリンパ節が見つかった場合に、良性か悪性なのかを区別するために行う検査です。採血時に使用する細い注射針を刺して直接細胞を採取します。
スタッフが昨年度の検査件数を集計してくれました✨
それでは発表しますーーー
4月 42件
5月 30件
6月 43件
7月 35件
8月 34件
9月 45件
10月 45件
11月 49件
12月 64件
1月 42件
2月 38件
3月 55件
年間で 522件 の検査を施行しておりました!
甲状腺にできるできものは、ほとんどが「良性」なのですが、当然中には「甲状腺がん」がみつかることもあります。
昨年は 49件 が悪性と診断されました。また、リンパ節に転移をしていた症例は 10件 ありました。
大体、1割程度の頻度で「甲状腺がん」が潜んでいることになります。
甲状腺がんの治療の基本はやはり「手術」になるのですが、最近では全例が手術になるわけではありません。
微小がんと言われる「1cm以下の腫瘍」で
1、甲状腺の中にとどまっている(甲状腺外に浸潤していない)
2、明らかに転移がうたがわれるリンパ節の腫れがない
の条件を満たしている場合には、すぐに手術はせず6ヶ月〜1年ごとにエコー検査を施行しながら慎重に経過をみることが推奨されております。
当院では、微小がんと診断された方のうち8割強の方が現在、定期的なエコー検査で経過観察中です。
「甲状腺腫瘍」と言っても、病状は様々です。
当院では個々の状態に応じて、時間をかけて患者様にとって最善の治療方針をご提案させていただいております。
ネット情報や知人からの情報のみで判断せず、ご不安なことがあればいつでもご相談ください!!
さて、昨日ですが…✨
遂に、診察券番号 「7000」をゲットされた方が来院されました!!!
ささやかな気持ちを前日に準備してみましたーー (^_^)/
この時期なので…マスクとティッシュケースのセットです✨
次は、「7777」番の方に向けて、準備しておきますね!
診察室の桜は、いい感じに葉桜になってきました。
そして、平和大通り沿いの八重桜がまた、美しき🌸